『縄文土偶ガイドブック―縄文土偶の世界』
三上 徹也
Twitterで進められているのを見て読みました。
もし土偶のこと知りたければ『縄文土偶ガイドブック』三上徹也を読むと土偶の理解が深まるかも。解明したとは言ってないけど全然難しい本じゃないので。 pic.twitter.com/s1pytZ9Dm0
— 縄文ZINE (@jomonzine) April 29, 2021
すごく面白かったです。
最初に約30pに渡って代表的な土偶のきれいなカラーページがあり、その後それらを適宜参照しつつ土偶の解説が行われます。
多くの土偶解説では見事な土偶について色々な解説がありますが、この本では「殆どの土偶は雑な作りである」こと、そしてだからこそ代表的とされる土偶作品は非常に丁寧に、高い技術で作られており、特別なものなのだというような事が書いてありました。確かに言われてみれば当然のような事象ですが、ちゃんと認識できていなかったので私には新しい知見でした。
全体的にわかりやすく、土偶の色々な知識が楽に読めて楽しい本でした。