やわらかな記号

2022/06/07

読書

『やわらかな記号』

小川 みなみ


中高生の頃に図書室で借りて読んで気に入っていた本。

卒業してから読み返したいと思ったけれどタイトルを忘れてしまっており、記憶に残っていたシーン「サンショウウオの足を切って食べる(足はまたすぐに生えてくる)」「巨大なボルボックスに乗る」とかで探したけれどもなかなか見つけられず、数年前にどこかのブログで言及されているのをみつけてようやくタイトルがわかりました。

けれども 本はすでに絶版、電子書籍もなく残念に思っていたところ、たまたま古本に出会えて喜び購入したものになります。どこかの図書館のラベルが貼ってあります。

この本を読んで生物(学)って面白いなと思ったものでした。サイエンスは結局物理と化学を主に学んだのですが、大学では生物の講義もいくつか取ったのでした。少なくとも、自分には生物とか未知の世界への興味を広げるのに刺さった本。

おとなになった今はそれを、仕事に疲れてビールを飲みながら夜中に読むのです。そういうのにも、悪くない。