ルー=ガルー 忌避すべき狼

『ルー=ガルー 忌避すべき狼』京極夏彦 大学生の頃に読んだときには神埜や牧野らの女の子に共感しつつ読んでいた気がするが、今読むとむしろ橡おじさんの方に色々近さを感じてしまう。私も歳をとった。 読むと、鳩が食べたくなった。 大学生のときもこれを読んで、友人と「鳩食べたくなるよね」...
銀河ヒッチハイク・ガイド

銀河ヒッチハイク・ガイド 銀河ヒッチハイクガイドシリーズ (河出文庫) ダグラス・アダムス (著), 安原和見 (翻訳) 「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」(=42)で有名なお話。 思った以上に超展開の連続で、ギャグに近い感じでした。 もっと重厚なSFか...
数学の想像力: 正しさの深層に何があるのか

『数学の想像力: 正しさの深層に何があるのか』 加藤 文元 数学において「正しい」と認めることとは何かというのは、大学の頃とても悩んだ問題であったので色々思うところがありつつ。 思い返せば高校時代、数学世界とでもいうべき、真で理想的で綺麗な世界が見えるような気がしていた。そう...
縄文土偶ガイドブック―縄文土偶の世界

『縄文土偶ガイドブック―縄文土偶の世界』 三上 徹也 Twitterで進められているのを見て読みました。 もし土偶のこと知りたければ『縄文土偶ガイドブック』三上徹也を読むと土偶の理解が深まるかも。解明したとは言ってないけど全然難しい本じゃないので。 pic.twitter.c...
人類最高の発明アルファベット

『人類最高の発明アルファベット』 ジョン マン (著), 金原 瑞人 (翻訳), 杉田 七重 (翻訳) 基本的にはアルファベットの歴にに関する考古学的な解説のはずなのですが、著者の感想・妄想パートが強くて何が事実なのかちょっとわかりにくかったです。 ヒエログリフ→原セム文字→...
ダレカノセカイ・アルマ

『ダレカノセカイ』 三都慎司 『アルマ』 三都慎司 今連載中の『 新しいきみへ 』で知った作家さんで、過去作品を読みましたが、すごい。ストーリーの進展が面白いのでネタバレはしませんが、語りたいところも、心に残ったところも沢山ありました。どちらの作品も読み終わってみると王道のSFで...