HTMLとCSS

2023/02/06

つぶやき

Bearcssでスタイルをつけるためにclassタグにhelperをどんどん放り込んでいくという記法に触れて、なんて書きやすいんだと感心している。


あまり詳しく調べてはいないのだけれど、Tailwind UIの「ユーティリティーファースト」というのがこの記法の主導者なのだろうか。


見た目をダイレクトにHTMLに書き込むことから、HTMLとCSSで文書構造と見た目を役割分担するというコンセプトに反するため抵抗を覚える人も多いようだ。気持ちはわかる。私も初見で躊躇った。


けれど、使ってみると意外にもとても書きやすい。


そもそも。上級者や大規模開発ではどうか知らないが、私が使うような初心者の趣味程度において、文書構造と見た目なんて独立に考えられるものではない。HTMLの時点でどういう見た目にするかを考えて作らざるを得ないし、CSSはデザインの一環を担うものでしかない。はなっから、HTMLはデザインから分離できていないのだ。


私なんかだとCSSのメリットは再利用性や複数箇所を一括で変更できるところが主になってしまうが、そのために複雑な階層や依存関係管理までして可能な限りデザイン要素をCSSに振ろうという意義は実はないのだと気づいてしまった。


HTMLは、デザイン要素の排除を目指すのではなく、デザインとの適度な距離感を保つ。わりと良い指針ができた。


私のような使い方だと、むしろHTMLはデータ自体ともっと分離できるようになってほしい。


現在作っているWeb Toolなんかも、変換結果をきれいに出すためにHTMLでタグで囲いやすい単位に切り分けてデータを作ったり、なんなら整形用のタグまで含めて変換結果を出力したりしている。<p>タグのなかに文章を流し込むくらいなら簡単だが、その中で特定の単語を太字にしたいとかなると、もうやはりデータの方をそうやっていじらないと難しい。


データはデータのままHTMLに流し込み、HTML側でいい感じに文書構造やデザインを付ける、そういうことが簡単にできると嬉しいのだけれど。